アートの衝動

アートの土台として　理解しやすい具象的写実的な　幼児でもわかる。現代で言うところの

デジタル画像を拡大してみながら　ひたすらドットを写し取るように描く超写実的スタイル

これはアートというよりも　写経やマンダラをなにかの祈りを込めて　偏執的な想いを込めての

代物で昔ながらの宗教画アートに近しいものだと　自分は解釈している。

それよりも　もっとアートの根っこの部分は　理解できない他者の感覚に触れるって事が

この文化を楽しむ肝である。　

なんだかわかんねーーを楽しむ素養は　知識欲と許容力の鍛錬の上に育つもので

わかるわかんないの問題じゃなく　作者の想う何かにいかに感染して　一部分でも

その感覚の共有共感吸収ができるか？が重要なんだと思う。

２０代の頃　そんなことを踏まえつつ　だからなんなの？の投げかけのパターンをあれこれ考え

グニュウのあれらのＰＶを作った。　作りながら　これはある程度柔軟な感性と

なにかを作りたいって思う人にしか響かないだろうなあ　とは認識して撮影し編集していた。

とりあえず見る事によって　わからない体験が　解釈の是非を越えて心に残るように

呪いを込めて作ったもの。　その光景シーンの一つ一つを記憶に残すためにね

それは単なる凡庸な演奏シーンでは醸せないものなのさ

そこになんのアートもにじまないからねえ