じだいせい


“「カップラーメンの麺がのびている。あぁ、美味しくない…」これが、ブルース。
「カップラーメンの麺がのびている。けれども、俺は食う!」これが、ロック。
「カップラーメンの麺がのびている。(15分の間奏) よし、捨てよう」これが、プログレ。https://twitter.com/stephen1226/status/552703476237484032

「カップラーメンの麺がのびている。でも、僕はそんなのびた麺が好きなんだ」これが、フォーク。https://twitter.com/murrhauser/status/552842295200849920
「カップラーメン伸びたじゃねえかふざけんな」←メタル
「カップラーメン作ったけど食わねえ」←パンク
「カップラーメンお湯入れないで食べる」←ハードコアhttps://twitter.com/halgela/status/553065653356093440”

ってな文章を見つけた。いいたいとこの表層的な説明なら上記のでも
まあまあいいだろうけど、おもしろいので自分も音楽をやってきて 
いままで見てきたそのジャンルのダメそうなやつらをリアルに

カップ麺テーマで織り込むならば こうだ


●ブルース
カップラーメンのダメさも含めてそれがいいんだよ。若い人はもうしらないだろうけど
料理のできない永い暗黒の時代があってねあの悲しみが土台となってお湯だけって所に
比喩し、したためたのさ、そこで俺たちは お湯の代わりに酒を注いだのさ
それも悲しみの味が際立つのさ

●ロック
カップラーメンにお湯を入れろ!それが始まりで 終わりだ!
食べたきゃ食べろ、食わないのも自由だ、でも俺はお湯じゃなく水いれちゃった!
なあベイベーお前がいなきゃ おれなんてこんなもんだお湯もわかせねえ
ガスの元栓もわかんねえ


●60年代ポップ

湯気の霧の中で明日を想う ゆれうごく乾麺に巻かれただよう未来に絶望と希望
親のない子にそっと渡した お湯すら用意できない子はミッシェルと名乗ったよ
でも本名はみつこ

●70年代ポップ
ねえ君は気づいてたかい小さな容器に いれわすれたスープの粉末の事を
それはとっても甘美なあじわいでフラワーきっと僕も君もとりこになってたはずさ
でもそれは戦争を知らない僕らにしかわからない事なのさ
戦争を知らない事が誇りで平和の証なのさ

●70年代パンク
ひゃひゃひゃカップ麺にしょんべんいれてやれ!

●80s年代ポップ
プラスチックな匂い ふーっふーっ 180秒の中で僕らは出会い恋をしたみたいな
ピンクフラミンゴと南の風が運んできたのさシーフードはブルーハワイ味
●メタル
カップラーメンを直火で燃やせーうおーーー水なんていらない!うおーー
にっしん にっしん にっしん にっしん ぼぼぼぼぼぼー
にっしん にっしん にっしん にっしん ぼぼぼぼぼぼー

●90年代パンク
3分もまってたら 汚ねえ大人になっちまうから だから青い空を見上げてそのままかじるぜ




と 音楽で表現したい!って息巻いてる連中の大枠うちわけは こんな程度よ
その時代の音楽とは 結局は稀薄なオリジナリティ、時代に感化された音ざわりや
歌詞のテーマ、それが周り皆似かよって含まれて ああその時代の音楽なんだなとなってく。
なので自分がアルバムのイニシアチブをとるなら 音楽性のバラエティがあっても
その時代性をできるだけ無視するという作り方をしてきた。


で デスシルフィーは逆に 時代の音楽性を揶揄してシニカルに遊ぶというテーマ

そのなかで 知らずのうちに自分にしみこんだ時代の匂いを再認識確認するという

作業も含まれてる

fullfull finch Blog

shilfee-tafuca-guniwtools